【学名 : Zea mays L. イネ科】 |
« 品 種 » スイートコーンはトウモロコシの一種で、未熟な状態の子実を食用とします。トウモロコシは、中南米の原産で、わが国には1580年頃ポルトガル人によって伝えられたとされています。わが国でのスイートコーン栽培の歴史は浅く、明治37年にアメリカから北海道にゴールデンバンタムという品種が導入され、生食用として普及したのが始まりです。現在、日本で食べられているほとんどは、トウモロコシの甘味種であるスイートコーンです。スイートコーンの代表的品種は、3種類あります。黄色い粒のゴールデン種、白い粒のシルバー種、黄色と白の粒が混じるバイカラー種です。 « 発 芽 » 発芽はおもに温度によって左右され、発芽最適温度は30〜35℃(最低7〜8℃、最高40〜45℃)です。発芽日数は、平均気温15℃で7〜10日、10℃以下では2週間前後を要します。また、発芽には適度の水分が必要ですが、かなり乾燥した条件下でも発芽します。 « 栄 養 と 特 長 » 主成分はでんぷんです。スイートコーンの甘みはおもに、しょ糖。消化吸収が早いので、運動の後などに食べると力が回復します。また、食物繊維も豊富で、おなかの中をきれいにしてくれます。胚芽には脂肪、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラルなどがふくまれ、体の調子を整えます。 |