有形文化財
景の河内様(かげのこうちさま)

所在地/むつみ村大字高佐下影畑
景の河内様
 景の河内様(水の神)の祭りは、旧藩士内藤氏の給領地の五穀豊穣を祈念するために、旧2月24日(今は3月24日)に行われます。

当時は内藤氏とその家臣の南野、長富、阿座上の三家が奉仕して、執り行ったものであるが、今では地区全体の祭りとなり、交代で当屋を決めて行っています。

 前、中、奥の三宮があり、奥宮は巨石を畳んだ3尺(90cm)に4尺(120cm)の岩窟内にあります。各宮とも左右に4個の白磨餅(しらげもち)と、米、麦、粟、黍、稗の五穀を混ぜて炊いた飯を藁苞(わらづと)に入れて供えます。

奥宮では、その年の作柄と水量を占う神事があります。